CLOSE

SCROLL

宗旨

21.浄土に生まれて仏となる ~往生と成仏~

往生とは

「往生」とは、文字通りに読めば「往き生まれる」ということです。阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれたものは、正定聚とならせていただきます。その正定聚の者がいのちを終えるその時に、間違いなく阿弥陀如来の浄土に往き生まれさせていただくのです。これが浄土真宗の往生です。

往生即成仏

「教章」には、「浄土に生まれて仏となり」と示されています。親鸞聖人より以前は、往生と成仏との間には段階があると考えられていました。すなわち、この迷いの世界では正しく仏道修行をすることが困難なので、まず浄土に往生して、そこから浄土のすぐれた環境のなかで修行をすることによって、さとりをひらいて仏となることをめざすという考えかたです。

それを親鸞聖人は、阿弥陀如来の浄土に往生した者は、段階を経ずして、往生と同時にさとりをひらいて仏となることをあきらかにしてくださいました。このことを「往生即成仏」といいます。阿弥陀如来は、すべての人びとを浄土に往生させ、仏とならせようと誓われています。私の努力によってではなく、阿弥陀如来の本願力によって往生成仏する教えだからこそ、往生即成仏となるのです。

成仏ということの意味

「成仏」という言葉は一般にもよく使われていますが、死んだ人が幸せになる、というような漠然とした意味で使われていて、仏教本来の意味はあまり重視されていないように思われます。成仏する、つまり仏となるということは、迷い・苦しみの原因である煩悩の束縛を完全に離れた、真に安らかな境地に至ることです。それは、「幸せになりたい」といった私の煩悩を充足させることとは根本的に違います。

浄土真宗は、煩悩に満ちた私が仏となることのできる、ただひとつの成仏道なのです。いまの私を見つめ、仏に成るということを離れては、浄土の世界も意味がありません。


お車でお越しの方

【九州自動車道】
〈福岡方面から〉九州道「鞍手IC」下車 一般道で約4km。
〈北九州方面から〉九州道「八幡IC」下車 バイパス・一般道で約7km。

公共交通機関でお越しの方

【JR筑豊本線】
福北ゆたか線(折尾~桂川) 直方駅下車 徒歩約4分
【平成筑豊鉄道】
伊田線 直方駅下車 徒歩約4分
〒822-0034 福岡県直方市山部540番地
お電話でのお問い合わせ
TEL:0949-22-0636
ファックスでのお問い合わせ
FAX:0949-22-0667
メールでのお問い合わせ
MAIL:saitoku@ace.ocn.ne.jp